天国に留学中
大西秀樹先生の著書
遺族外来 大切な人を失っても
を読みました。
遺族外来を受診した方々が
少しずつ
グリーフから回復していく過程が書かれています。
その中に
子供さんを亡くされた方が
「お子さんは何人?」と聞かれたときに
どう返答いて良いか悩んでいるとありました。
お子様の死別から6年経過したある日
遺族外来を受診し、こう話したそうです。
「一人は元気ですが、一人は天国に留学中なんです」と
答えることが出来たと。
素晴らしいですね。
これを読んで
昔の職場の先輩のことを思い出しました。
何について話していたかは忘れたのですが
先輩に
「(長女とか末っ子とか)どう見える?」と聞かれたので
「一人っ子?」と答えました。
すると先輩は
「そっか〜 一人っ子に見えるのかぁ。
姉がいたけど亡くなって、一人の方が長いからかな。」
と言ったのです。
その後の会話は覚えていませんが、
私は
何も言えなかったと思います。
私が大学生の頃だったでしょうか。
従兄弟が白血病で亡くなりました。
その弟も
「何人きょうだい?」って聞かれることがあるんだろうな。
彼は
何て答えているのでしょうね・・・。
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