小さな積み重ね

私の母は
脳梗塞で入院した２ヶ月後に
二度目の脳梗塞を発症し
一気に病状が悪化した。

その頃私は月に一度
車で片道90分運転して
料理教室に通っていた。
こんな心境で料理教室に行けるのか？と思ったが
行ってみた。

運転中は行きも帰りも
母のことばかり考えていた。
母にとって一番の幸せは何だろう？
同じことを
何度も何度も考えていた。
泣いて泣き止んで
また泣いて・・・。

そして翌月も翌々月も
料理教室へ行った。

ある日の料理教室への道中で私は気がついた。
あれ？
あんなに母のことしか考えられなかったのに
他のことを考えている！！
少し余裕が出てきたんじゃない？
そして私も
よくぞそこに気が付いたな！！と
少しだけど

心が軽くなった瞬間を覚えている。

後に分かったが
グリーフからの回復は
「少し心が軽くなる」
この積み重ねしかない。

日常の慌ただしさでは気付き難い
小さな心の変化ですが
月に一度の90分（往復3時間）という時間が
私にとって
とても貴重な時間だった。

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勿論
死別の悲しみは
もっともっと深いものですが
少しずつかもしれないけれど
必ず小さくなって行きます。

必ず小さくなると信じて下さい。
その力があなたにあることを
信じて下さい。

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次回の
大切な人を亡くしたあとの心のケアは

7月30日 (土) 　14:00〜　

北九州男女共同参画センター・ムーブ　
5階　企画ルーム2　
にて開催いたします。

参加費　1,000円　当日お支払い下さい。
こちらからお申し込みいただけます。
Lineからもお申し込み可能です。