喪失感にちゃんと向き合わないで次のものを得たとしても
喪失感は持ち越されます
未完の悲しみ(滞った状態の感情)として積み重なり
未完の悲しみはいつしか地雷となって心に埋まります
グリーフケアを学んで
私が抱えていたのは未完の悲しみだったと気付きました
でも
子どもの頃から未完の悲しみを持たずに成長するのは無理なことなんです
例えばお気に入りのおもちゃが壊れて捨てることになった
その大切なおもちゃとのお別れ
「さようなら 大好きだったおもちゃさん
君と遊んでいる時間はいつも楽しかったよ
もう一緒に遊べないのは悲しいけれど
今まで本当にありがとう 大好きだよ」
こんなふうに
きちんと言葉に出してお別れの儀式をする人が
どれだけいるでしょうか?
おもちゃはほんの小さな一例ですが
こんなことをたくさん経験して大人になり
社会に出たら出たで
泣き言も口にせず毎日働く
私たちはこれまでに
どれほどの感情を抑えて生きてきたのでしょうか
感情を抑えるという行為
実はエネルギーを消耗しているんです
なので私が主催する集いでは
湧いてくる感情は抑えずに
そのまま出してください と言っています
話そうとすると涙が出て話せないから出席しないのではなく
涙があふれ話せなくてもいいから感情を出す
それで良いのです
そのままのあなたでいいのです
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